ていねいにていねいに、
素材の旨味を引き出します。
マル秀のたらこはスケトウダラの仕入れから採卵、漬け込み、製品化まで一貫して自社で行っています。新鮮な原料卵を生のまま塩漬けし、素材のうまみが際立つよう時間と手間を惜しまず、ゆっくりと丁寧に伝統的な手法で製品づくりを行っています。
小さな会社ですのでたくさんの量を作ることはできません。自然の恵みをいただいての製品づくりのため、品不足でご迷惑をおかけすることも多々ございますが、「おいしかったよ」の一言が何よりの喜びです。従業員一同細心の心遣いで、これからもお客様の食卓へ変わらぬおいしさをお届けできるよう努めてまいります。
登別前浜産の完熟原料卵のみを使用
登別漁港で水揚げされたスケソウダラはセリが終わるとすぐにマル秀の工場に運ばれ、人の手によって丁寧に身と卵を切り分けられます。
取り出された卵は美しくツヤツヤしていて、薄皮の中に卵の1粒1粒が光り新鮮そのもの。その中から薄皮で程よく完熟した卵のみを厳選し生のまま塩漬けにするので、うまみがしっかりと閉じ込められ、口の中でサラサラと流れるようなきめ細やかな粒子感のあるたらこに仕上がります。
近年、スケソウダラの漁獲量減少により価格も高騰しておりますが、たらこ本来のおいしさを生かした製品づくりには地元産原料は大きな魅力であり、こだわる理由の一つです。
原料卵の旨味を際立たせる低塩仕上げ
原料卵の鮮度や完熟度はたらこのおいしさを決定づけますが、水と塩も大切な素材です。
オロフレ山渓の清流が地下深く浸透し湧き出した水はカルシウムやマグネシウムなどの純粋なミネラル分が含まれています。
塩は天日塩を使用を使用しています。天日塩は塩田で太陽熱と風の力だけで結晶させた塩のことで、ミネラル分が豊富で味のベースになるのはもちろんのこと、たらこの粒感を際立たせる役割もあります。
また、塩分濃度は素材の旨さが際立つよう一般的なたらこよりもやや甘塩の4%で調整しております。